寒冷地や高山で効率よくお湯を沸かしたくて、Fire-Maple FMC-XT1という集熱板(ヒートエクスチェンジャー)付きのやかんを購入しました。
購入に至ったキッカケはある寒い日の山で、お湯が沸かせず、熱いカップラーメンが食べられなかった事ですかね。
同様の機能をもつアイテムとして、JETBOIL(ジェットボイル) が有名ですが、値段が高いのと、既に持っているガスストーブ(ガスバーナー)が利用出来ないので勿体無い事から、やかん部分のみを購入することにしました。
ミニコッフェル型ではなく、やかん型を選んだのは、「結局、お湯しか沸かさない」からで、ミニコッフェルで炒めたり、煮込んだりといった料理を楽しむという事はやっていないため、お湯を沸かして注ぐという用途に適した方が良いかなと思い、やかん型を購入しました。
届いて開けてみた印象ですが、シンプルでカッコ良いデザインです。少し大きく感じるので容量をあと200ml減らして小さい版があればそっちを買っただろうな~と思いました。重さは242gですがあんまり重い印象は有りません。いままで使っていたチタンのミニコッフェルがすごく軽い(後でg掲載)ので、比較するとやっぱり重いのですが、まぁ許容範囲でしょう。
使ってみた印象は、本当に早くお湯が沸きます。
気温6℃ 少し風ありの条件で、ガスストーブはスノーピーク(snow peak) ギガパワーストーブ 地 GS-100を使って、500mlの冷水が3分30秒で沸騰しました。風防は使用していません。なかなか優秀かな?風防を使えばもう少し早く沸きそうです。
ヒートシンクが付いているので沸騰も早いけど冷めるのも多分早いと思われます。沸騰したらすぐ使わないといけないのが欠点かもしれません。JETBOIL(ジェットボイル)は保温もしてくれるみたいですが。
箱はこんな感じです。つぶれている角が ありましたが、中身は大丈夫でした。
中身はこんな感じです。シンプルでかっこ良く、かつ可愛いデザインだと思います。
Fire-Maple のロゴ。
中国語のタグがついています。
集熱版はこんな感じ。熱効率が良さそうです。
裏面はこんな感じです。
早速つかってみます。熱源は、スノーピークのガスストーブ、スノーピーク(snow peak) ギガパワーストーブ 地 GS-100とsnow peak(スノーピーク) ギガパワーガス110プロイソ GP-110Gを用意しました。
燃料については、寒い所や高山で使う場合は、寒冷地用のガスカートリッジが必要です。寒冷地用のガスカートリッジはプロイソミックスと言って、イソブタンとプロパンが混合されていて気化しやすくなっています。暖かい夏場は逆に気化しやすくて臭いが気になったりします。
スノーピーク(snow peak) ギガパワーストーブ 地 GS-100は、コンパクトで軽いのに五徳の剛性が高いので、登山だけではなくキャンプの時に大鍋でパスタを茹でるのにも使えたりして、おすすめです。
早速、火にかけてみました。
気温6℃ 少し風ありの条件で、ガスストーブはスノーピーク(snow peak) ギガパワーストーブ 地 GS-100を使って、500mlの冷水が3分30秒で沸騰しました。
【実用編】
さっそく、大菩薩嶺に雪山登山に行って使ってみました。
雪が深かったので、掘って風防にしてみました。このアイデアは結構良いかも。
しばらくすると、バッチリ沸騰しました!時間を計り忘れましたが、体感的にあんまり待たされた印象は無かったです。
以前は、いつまで経ってもわかなかったのに!素晴らしい!
お湯はカップヌードル チリトマトヌードル リフィル(詰め替え)を食べるのに使います。容器は軽くてオススメなチタンのクッカーです。
三分まって出来上がり!寒いので素早く食べましたが後半は冷めてきますね。でも美味しかった!
余談ですが、洗い物の問題。山でのレシピ本なんかで煮込んだり炒めたりしているけど、洗い物ってどうするのかな?って最近気になります。水場で洗って流すわけにも行かないし 、ウェットティッシュとかで拭き取っておしまいって感じなのかな?
そんな感じで既にガスバーナーを持っている人には、Fire-Maple FMC-XT1は、安くて沸騰も早くて非常におすすめです。