コールマン コンパクトツーリングテントSTを無加工でアルミポール化して軽量化する

「Coleman(コールマン) コンパクトツーリングテントST 170T7300R」を無加工でアルミポール化して軽量化する方法を紹介します。
アルミポールの切断や、ハトメ加工は不要の手順です。

無加工。つまりボルトオン(?)。バイク乗りなら好きですよね!(?)
このテントの標準のポールはFRP製で重たく、さらに古くなると折れたり裂けたりするので、これをアルミ合金のジュラルミンのポールに替えて軽く丈夫にしてみます。

予算は3000円ちょっとかかります。

 

記事の対象のテントについて

ちなみにこの記事の対象は以下の形の「コールマン コンパクトツーリングテントST 170T7300R」です。前室を弧を描いて開くタイプですね。私は2010年頃に買ったテントです。今から9年前ですね。

 

以下の形の「Coleman(コールマン) ツーリングドーム/ST 170T16400J」は、ポールの長さが違うので、この記事の対象外です。最近売っているこの前室が広いタイプは対象外です。名前にSTが付いてて似ていますが別物です。

 

さて、無加工で「コールマン コンパクトツーリングテントST 170T7300R」をアルミポール化する手順です。

 

メインポールをアルミポール化する方法

まずはメインポールからアルミポール化する方法です。

リプレイス用のアルミポールはAmazonで、様々な長さの商品が売られています。

長さが重要なので測ってみると以下の通りです。

メインポール(2本): 3,400mm

前室ポール (1本): 3,210mm

 

まずメインポールに合う商品を探してみたところ、「Weanas テントポール アルミポール 2本セット 直径8.5mm 11節 交換用テント ポール 343cm*2本」を見つけました。

3,430mmで少し長いですが問題ありません。

Weanas テントポール アルミポール 2本セット 直径8.5mm 11節 交換用テント ポール
HUAWEI BLA-L29 (3.95mm, f/4, 1/50 sec, ISO640)
Weanas テントポール アルミポール 2本セット 直径8.5mm 11節 交換用テント ポール

ポールの端の形状は、標準のFRPポールが凹で、リプレイスのアルミポールが凸になっているのは、実は無加工でなんとか出来ます。ネットで情報収集しているとハトメ加工が大変だったという情報が見つかりますが、無加工でOKです。

Weanas テントポール アルミポール 2本セット 直径8.5mm 11節 交換用テント ポールの先端
HUAWEI BLA-L29 (3.95mm, f/4, 1/50 sec, ISO500)
Weanas テントポール アルミポール 2本セット 直径8.5mm 11節 交換用テント ポールの先端

 

「コールマン コンパクトツーリングテントST 170T7300R」を無加工の「Weanas テントポール アルミポール 2本セット 直径8.5mm 11節 交換用テント ポール」を使って設営してみるとこんな感じです。

無加工でアルミポール化した「コールマン コンパクトツーリングテントST 170T7300R」
HUAWEI BLA-L29 (3.95mm, f/1.6, 1/348 sec, ISO50)
無加工でアルミポール化した「コールマン コンパクトツーリングテントST 170T7300R」

ポールの品質は加工精度も良いようでカチカチとはまって気持ちよく、アルマイト酸化皮膜加工のジュラルミンの艶が美しいです。

無加工でアルミポール化した「コールマン コンパクトツーリングテントST 170T7300R」2
HUAWEI BLA-L29 (3.95mm, f/1.6, 1/403 sec, ISO50)
無加工でアルミポール化した「コールマン コンパクトツーリングテントST 170T7300R」2

 

肝心のポールの端をどうしているかですが、標準の金具の丸い部分に凸の先端が丁度はまります!この方法で北海道ツーリングでキャンプしてきましたが、意図せず抜けてしまったり、倒壊したりは一切ありませんでした。
(もし、カッコ悪いからこれはヤダ!と思った人は後半に別の方法を載せてます)

Weanas テントポール アルミポール 2本セット 直径8.5mm 11節 交換用テント ポールの差し込み方
HUAWEI BLA-L29 (3.95mm, f/1.6, 1/900 sec, ISO320)
Weanas テントポール アルミポール 2本セット 直径8.5mm 11節 交換用テント ポールの差し込み方

これでメインポールが無加工でジュラルミンのアルミポール化できました。

メインポールだけでも、かなり軽量化できました。

 

前室ポールをアルミポール化する方法

次に前室ポールをアルミポール化する方法です。

3,210mmに近いアルミポールは、Amazonでかなりじっくり探してみましたが、ありませんでした。

では、どうするかですが、3,600mmで11節のポールを買って1節抜くと、3,272mmです。
端の差し込みの凸部分が約20mmずつあるので、40mm減らして、3,232mmとなって、3cm程度の差でおさまりますので問題なく設営できます。

1節抜くなんて無加工じゃないじゃん!と言われそうですが、、ゴムをハサミで切ってポールを抜いて金具を結ぶだけなので簡単な作業です。

 

3,600mmのアルミポールは選択肢が多いのですが、値段優先で「Overmont テントフレーム テントポール アルミ合金製 タープポール 中空ポール 2本セット 約360cm/直径8.5mm」を買いました。1本余っちゃうのは誰かとシェアするといいかもです。冒頭の「予算3000円ちょっと」はシェアした場合ですね。

Overmont テントフレーム テントポール アルミ合金製 タープポール 中空ポール 2本セット 収納袋付き 補修ポール付き 分割式 軽量 MAX約360cm/直径8.5mm
HUAWEI BLA-L29 (3.95mm, f/1.2, 1/50 sec, ISO100)
Overmont テントフレーム テントポール アルミ合金製 タープポール 中空ポール 2本セット 収納袋付き 補修ポール付き 分割式 軽量 MAX約360cm/直径8.5mm

金色で美しいです。メインポール2本と紛らわしくないように、前室ポールはあえて色を変えてみました。

Overmont テントフレーム テントポール アルミ合金製 タープポール 中空ポール 2本セット 収納袋付き 補修ポール付き 分割式 軽量 MAX約360cm/直径8.5mm
HUAWEI BLA-L29 (3.95mm, f/1.2, 1/100 sec, ISO160)
Overmont テントフレーム テントポール アルミ合金製 タープポール 中空ポール 2本セット 収納袋付き 補修ポール付き 分割式 軽量 MAX約360cm/直径8.5mm

標準のFRPの前室ポールと一節抜いたアルミポールとの長さの差はこんな感じです。差し込み部分を無視すると、3cm程度長いです。

標準の前室ポールと一節抜いたアルミポールとの差
HUAWEI BLA-L29 (3.95mm, f/1.6, 1/900 sec, ISO100)
標準の前室ポールと一節抜いたアルミポールとの差

 

1節抜く方法ですが、以下の手順がおすすめ

1.端から2節目と3節目の間のショックコード(ゴムコード、ゴム紐)の部分を洗濯ばさみ等で挟んで、ゴムの張力で引き込まれないようにする。

2.端の金具を引っ張って、金具の根本の先の結び目の部分の奥側(ポールに近い方)を切断する。(手前を切ると中に詰まることがあります)

3.端から1節目と2節目のポールを抜く。(2節分抜くのが重要)

4.1節目にショックコードを通して戻し、ショックコードを1節分よりちょっと短いぐらい切断する。(どっちが1節目か分からなくなったら長さが短い方が1節目です)

5.金具にショックコードを結んで、ポールにはめれば完成!

2節目を抜いた理由ですが、2節目を抜かないと、折りたたんだ収納時に長さが合わないのです

ポールの端の金具は引っ張れば簡単に抜けます
HUAWEI BLA-L29 (3.95mm, f/1.2, 1/100 sec, ISO160)
ポールの端の金具は引っ張れば簡単に抜けます

 

前室ポールもアルミ化した状態で、設営してみるとこんな感じです。

メインポールと前室ポールをアルミポール化した「コールマン コンパクトツーリングテントST 170T7300R」
HUAWEI BLA-L29 (3.95mm, f/4, 1/3155 sec, ISO50)
メインポールと前室ポールをアルミポール化した「コールマン コンパクトツーリングテントST 170T7300R」

フライを掛けてみるとこんな感じです。少し長くても問題なく設営できますね。
(屋上なのでペグが打てず水タンクを利用)

メインポールと前室ポールをアルミポール化した「コールマン コンパクトツーリングテントST 170T7300R」のフライ有り
HUAWEI BLA-L29 (3.95mm, f/4, 1/2066 sec, ISO50)
メインポールと前室ポールをアルミポール化した「コールマン コンパクトツーリングテントST 170T7300R」のフライ有り

 

おまけ:ハトメ加工無しでもっと設営しやすくする方法

標準の金具にポールの端を挿す方法ですが、問題なく設営できるものの、サイズがぴったりすぎて差し込みがちょっとシビアです。

「コールマン コンパクトツーリングテントST 170T7300R」の標準の金具にアルミポールを挿している様子
HUAWEI BLA-L29 (3.95mm, f/1.6, 1/900 sec, ISO320)
「コールマン コンパクトツーリングテントST 170T7300R」の標準の金具にアルミポールを挿している様子

簡単な作業で解決できるので、こちらもやっておくのがオススメです。

用意するもの:

ステンレス製のM8のワッシャー 6個

3mmのパラコード  1.5mぐらい

※ホームセンターや東急ハンズで買うと安いです。

HUAWEI BLA-L29 (3.95mm, f/4, 1/50 sec, ISO500)
ステンレス製のM8のワッシャーと3mmのパラコード

パラコードを20cmぐらいに切って半分に折って、写真の様にパラコードの折った方を輪に通し、折ってない方を通します。携帯にストラップを付けるような感じですね。

テントのアルミポール用にステンレス製のM8のワッシャーに3mmのパラコードを通したもの
HUAWEI BLA-L29 (3.95mm, f/4, 1/584 sec, ISO50)
テントのアルミポール用にステンレス製のM8のワッシャーに3mmのパラコードを通したもの

それを6本作ります。

テントのアルミポール用にステンレス製のM8のワッシャーに3mmのパラコードを通したものを6本
HUAWEI BLA-L29 (3.95mm, f/4, 1/827 sec, ISO50)
テントのアルミポール用にステンレス製のM8のワッシャーに3mmのパラコードを通したものを6本

ちなみにパラコードの端をライターで炙っておくと、ほつれ防止になります。SOTOのスライドガスマッチがキャンプでも使いやすくておススメです。

SOTOのスライドガスマッチ
HUAWEI BLA-L29 (3.95mm, f/4, 1/1529 sec, ISO50)
SOTOのスライドガスマッチ

ワッシャーができたら、標準の金具を外してワッシャー付きのパラコードを結びます。前室側は2つ、後側は1つです。

HUAWEI BLA-L29 (3.95mm, f/4, 1/992 sec, ISO50)
前室側は2つ
HUAWEI BLA-L29 (3.95mm, f/4, 1/1570 sec, ISO50)
後側は1つ

 

 

ポールを通すとこんな感じです。標準の金具のままよりも、楽に設営できます。

HUAWEI BLA-L29 (3.95mm, f/1.6, 1/676 sec, ISO50)
sdr_vivid

 

まとめ

最後にまとめます。ポイントは3点です。

「コールマン コンパクトツーリングテントST 170T7300R」用に用意したアルミポール
HUAWEI BLA-L29 (3.95mm, f/4, 1/1608 sec, ISO50)
「コールマン コンパクトツーリングテントST 170T7300R」用に用意したアルミポール

 

アルミポール化で軽くなった、「コールマン コンパクトツーリングテントST 170T7300R」でバイク キャンプを楽しみましょう!

北海道の星に手が届くキャンプ場でアルミポール化した「コールマン コンパクトツーリングテントST 170T7300R」を設営
HUAWEI BLA-L29 (3.95mm, f/4, 1/6 sec, ISO800)
北海道の星に手が届くキャンプ場でアルミポール化した「コールマン コンパクトツーリングテントST 170T7300R」を設営